ジュゴンと共に見る夢。。。

 沖縄の東海岸にわずかに生き延びている沖縄のジュゴンを絶滅から救う運動に参加しているわたしですが、この運動の目的を達成するためのハードルは、はっきりいってかなり高いと思ってます。

 まず立ちはだかっているのが米軍基地建設です。普通の公共事業ではありません。

 しかも、基地をくい止めたとしても、いや、基地問題で論議している間に、絶滅してしまうかもしれません。今現在、生存していることさえ、奇跡的といわれているくらいなのですから。

 しかし、わたしは、こう考えています。

 いまが20世紀だったなら、軍事施設の建設を止めるのは無理だったでしょう。

 でも、もう時代の歯車は回りました。軍事施設より環境保護の方が、人類の存続にとって重要な時代になったのです。いや、前世紀からそうだったのでしょうが、それに気づいた人が多数になってきています。

 もはや経済成長も、20世紀型の公共事業中心の開発行政では得られません。現在の政府が、公的資金という名の税金をいくら投入しても景気回復の兆しさえ得られないことで、あますところなく証明してくれました。ましてや、前世紀の遺物と感じられる軍事施設のために希少生物の住む環境を破壊するなど、悪い冗談としか、わたしには思えません。

 もう、選択の余地はないんだと、わたしは考えています。

という問いは、

という問いと同じ意味だと思っています。

 沖縄のジュゴンは絶滅寸前。いま、こうしている間にも絶滅してしまうかもしれません。

 時間が残されていません。あなたの手をさしのべてください。

 こうした運動も、どこかの大組織が号令をかけていっせいに動くのではなく、気づいたひとり一人が、すこしずつ、力を持ちよる。そんな形が21世紀的ではないかと思ってます。

 ひとりひとりのやさしさを、少しずつ持ちよったら、大きな力になるはず。。。それが21世紀の主流となる。。。そんな夢をジュゴンと一緒にみているわたしです。。。

 

Supported by "Dugongs into every PC !" Project